キャンプやってみたい!って何からすれば良い?
そう思って「キャンプ」「始め方」「初心者」とかで検索すると「高規格のキャンプ場がおすすめ!」とか「最初は近場がイイ!」などのキャンプ場選びから入るパターンと、「テントはこれが使い易い!」「テーブルはウッドが流行!」などおすすめギアの紹介から入るパターンの情報が多いと思います。
でも本当にキャンプ初心者が最初に欲しい情報はそれ?
もっと根本的な所が必要では!?
そんな不安を持ったキャンプ初心者が自信を持ってキャンプが出来る始め方を紹介したいと思います!
1.キャンプは誰でも出来るのか?
■結論
・自分でBBQを企画 or 企画できる友達がいる どちらかで問題なく出来ます。
キャンプはBBQの延長線上にあります。
BBQが企画出来る段取り力と行動力があれば全く問題ありません。
テントを張る以外BBQと変わりません。テントも組立家具が作れる人なら問題なしです。
2.キャンプ計画を立てる順番
■計画をSTEPに沿って進めましょう!
STEP1:一緒に行く人を決める(もちろん1人でも可!)
STEP2:行く日を決める
STEP3:キャンプ場を決める
STEP4:道具を揃える
一つ一つ解説していきます。
STEP1:一緒に行く人を決める
キャンプを始めるのに一番最初に一緒に行く人を決める?と以外に思われた人も多いのではありませんか?
家族で行く、友達と行く、一人で行く。
同行者によってキャンプ場と道具の選えらぶポイントが違ってきます。
また行く人数で道具の準備が大きく変わってくるので予め決めておきましょう。
人数は最初は4人がおすすめ。キャンプサイトは通常テント1張・タープ1張と決められている所が多いので、それ以上の人数になるとテントが2張必要となる場合が多いです。
また4人以上になるとテーブルも大きくなるため初期投資が多くなってしまいます。
まずは誰と行くか、人数を決めましょう!
STEP2:行く日を決める
一緒に行く人が決まったら、次はいく日を決めましょう。
おすすめは3・11月の平野部か4・10月の山間部。夜が少し寒いぐらいが焚き火を楽しめて丁度良いです。
寒いのは着込めば何とかなりますが、テント内が暑いのはどうにもなりません。
また夏は虫が多いのでキャンプには向いていません。
また初心者向けのネット予約が出来てトイレや炊事場が綺麗なキャンプ場は人気も高く、直ぐに予約が埋まってしまうので日程調整を早めに済ませましょう。
STEP3:キャンプ場を決める
いよいよキャンプ場選びです。
最初は次のポイントを押えたキャンプ場を選びましょう。
■キャンプ場選びのポイント
1.トイレ・炊事場が清潔 ⇒特に奥さんや女子にはトイレの清潔さが一番のポイントです
2.近場 ⇒設営・撤収や想像以上に疲れます。運転だけでも楽に
3.売店が充実している ⇒忘れ物や不足が発生した時にも大抵のものは揃います
4.コテージ等がある ⇒悪天候時にキャンセルせずに予約が空いていれば切り替え出来ます
5.オートサイトがある ⇒荷物の積み下ろしや急な雨の非難に車が使えます
また一緒に行く人によって向いているキャンプ場が異なるので、以下の表を参考に選びましょう。
【一緒に行く人】 | 施設 | 場所 | サイト |
---|---|---|---|
家族(子供有) | ・子供の遊び場がある ・トイレが綺麗 | ・近場(1時間前後) ・小川がある ・危険な所がない | ・オートサイト ・電源付きサイト |
友人(男のみ) | ・どこでもOK | ・どこでもOK | ・フリーサイト |
友人(男女) | ・トイレが綺麗 ・景色が綺麗 ・道中に観光スポット有 | ・山奥以外 (虫が多い) | ・オートサイト |
ソロ | ・ソロサイトがある ・ソロキャンパーが多い | ・山奥(静か) | ・フリーサイト ・ソロサイト |
【オートサイト】
メリット:区画が仕切られて車を区画内に駐車出来る。区画毎に予約のため場所の確保出来る
デメリット:フリーサイトに比べ割高。テント・タープの数が決められている事が多い
【フリーサイト】
メリット:決められたスペースのどこにテントを張ってもOK。早い者勝ち。
オートサイトより割安(テントを2張にする場合はこちらがおすすめ)
デメリット:チェックインを早く行かないと良い場所が取れない。車を近くに止めれない
STEP4:道具を準備する
最初は無理して道具を揃える必要はありません。
道具はキャンプ場でレンタルして食材だけ持って行くもアリですし、グランピングと言う何も持たずにキャンプ場に行って楽しむ方法もあります。
最初に道具を揃える時は高いモノは買わない様にしましょう。
一度きりで終わるかもしれません。何度も行くようになるかもしれません。
後者の場合は、何度も行っている内に他のキャンパーさんの道具を見て自分のやりたいスタイルが段々固まってくると思います。その時に初めて高いモノを買って下さい。
また人数分揃えなくてはいけない箸やコップは100均で揃えましょう。
食事に必要な道具のほとんどのキャンプ場で販売しているので多少忘れても大丈夫です。
しかし、防寒具だけはしっかり準備して下さい!夜寒くて寝れない。そんな時間には売店は閉まっているので折角のキャンプを車で寝るハメになります。
■キャンプ初心者の持ち物リストはこちらから
3.キャンプスケジュール
■事前準備
事前準備が非常に大切です。
準備を完了する目安は紹介していますが、早いに越したことはありません。
忘れ物にも気づけるので、出来る事はドンドン終わらせましょう。
2~3か月前
【キャンプ場予約】
人気キャンプ場はすぐ予約で埋まります。受付が3か月前が多いので目安にして下さい。
またネット予約より電話予約のキャンプ場の方が空いている事が多いです
1週間前までに
【道具を揃える】
大きな物は出来るだけ早く揃えましょう。
小物は100均でOK。食器などを小分け収納できる袋を買っておくと便利です。
【テント・タープの張り方予習】
テントは出来れば一回練習した方が良いかもしれません。
タープはYouTubeで予習し、分かりやすい立て方の動画をいつでも見れる様にしておきましょう。
【荷物が車に乗るか確認】
あれもこれもと荷物が多くなりがちです。一度車に積んでみましょう。
【料理を決める】
1日目の昼食が必要か、夕食・朝食は何を作るか。準備するクッカーやお皿が変わります。
慣れてくれば当日スーパーで決めてもOKですが、最初は予め決めましょう。
また、うどんやラーメンはキャンプには向いていません。
スープのある食べ物は片付けがし難いため、麺類ならパスタ等を選びましょう。
前日までに
【買出しスーパーのチェック】
自宅からキャンプ場までのスーパーを探しておきます。
自宅近くのスーパーよりキャンプ場近くのスーパーの方がいつもと違う食材が売ってたりするのでおすすめです。
【天気予報チェック】
傘をさして設営は出来ません。雨予報の場合は、カッパを準備しましょう。
雨・風が強い場合は素直にキャンセルしましょう。初キャンプでは難易度が高すぎます。
少し値段は高くなりますがコテージやバンガローに変更出来るなら検討しましょう。
■当日 (移動2時間 IN 13:00 OUT 10:00のキャンプ場の場合)
キャンプ当日の時系列
- 9:00荷物積載
- 10:00出発
・移動
- 11:30スーパー到着
・食材買い出し
- 12:30スーパー出発
・移動
- 13:00キャンプ場到着・受付
- 13:30設営
- 14:00昼食
- 15:00自由時間
- 16:30夕食準備
- 18:30夕食
- 20:30片付け
- 21:30就寝準備
- 22:00~就寝
- 6:30朝食
- 8:30撤収
- 10:00チェックアウト
・移動
- 13:00自宅到着・片付け
【荷物積載】前日・09:00~
荷物は前日に余裕を持って積んでおきましょう。
クーラーボックスは買った食材を入れやすい位置に乗せましょう。
【出発】10:00
出発時間は移動時間+買い出し1時間を目安にしましょう。
キャンプ場に着く前
【スーパー到着】11:30
事前チェックのスーパーで買出し。
チョット少ないぐらいで丁度良いです。少なけくてもキャンプ場で何かしら買えます。
キャンプ場
【受付】13:00
キャンプ場に着いたら、まず管理棟で受付をして下さい。
車は大体管理棟横に止めれるスペースがあるのでそこに止めます。
料金を払って使用上の注意事項をしっかり聞いて下さい。キャンプ場によって可否が違う項目があるので、分からない場合は管理人に聞いてください。
【設営】13:30~
テントとタープを張る位置を決めます。張るのはどちらからでもOKです。
●テント設営ポイント
サイト奥側・隣のテントから離す・入口を風上に向けない
●タープ設営ポイント
テントとの動線を考慮・周囲から目隠しになる向き
テント・タープを張り終えたらテーブルやイスを並べて行きましょう。
【昼食】14:00~
グループでキャンプに来た場合は、設営班と昼食班で分担して同時進行がおすすめ。
昼食は設営が終わるまでに料理できる簡単な物にしましょう。
【自由時間】15:00~
キャンプ場周りの散策や会話を楽しんで下さい。
この時間に売店に行き薪を購入しておいてください。表示が無い場合は大体針葉樹です。
●薪の種類・特徴
広葉樹:火が付き難い・長持ち・硬い・値段が高い
一束の焚き火目安時間:3時間 ※焚き火台の大きさ、焼べる量で異なります
針葉樹:直ぐ火が付く・すぐ燃え尽きる・柔らかい・値段が安い
一束の焚き火目安時間:1.5時間 ※焚き火台の大きさ、焼べる量で異なります
【夕食準備】16:30~
焚き火で調理する場合は暗くなる前に準備を開始します。
バトニング(薪を割る作業)をしないのであればもう少し遅く始めてもOKです。
ご飯を炊くのも1時間~1時間半程度かかり、みんなで話しながら作っていると意外と時間が掛かるので早めに開始して下さい。
【夕食】18:30~
寒い時期は鍋が一番です!焚き火に掛けたまま暖かいモノがずっと食べれるし、残りを次の日の朝食で雑炊を作るとキレイに食べきれるので黄金ルートだと思います!
【片付け】20:30~
あまり遅くなると他のキャンパーさんの迷惑になりますのでこれぐらいの時間には片付け始めましょう。
【就寝準備】21:30~
マットやシュラフを準備します。(テントを張った後に荷物はテント内へ運んでおいて下さい)
【就寝】22:00~23:00
ちょっと早い気はしますが、次の日の起床が早いのでこれぐらいに寝る方が多いです。
【朝食】06:30~
これぐらいの時間から開始しないとゆっくり出来ません。
また朝食で焚き火をしてしまうと撤収までに火が消えない場合があるので、
朝食はガスバーナーで調理しましょう。
【撤収】08:30~10:00
初めての場合はチェックアウト1時間半前から撤収作業を開始してください。荷物の量や慣れで撤収時間はかなり変わってきます。慣れればテント1張り、タープ1張、テーブル1個、イス5個、シュラフ5個ぐらいの規模(ファミキャン5人)なら大人二人で1時間以内に終わります。
【チェックアウト】10:00~ (時間前でもOK)
キャンプ場によって、管理棟に寄って使用許可証を返すところもあればそのまま帰宅して良い所もあります。受付時に聞いておきましょう。
帰宅後
【片付け】
テント・シュラフ・マットは干してください。特にシュラフは汗を吸っているためしっかり干しましょう。タープは雨の撤収でなければそのままで大丈夫です。
4.初めてキャンプQ&A
Q:キャンプ場の料金はいくら?
A:サイト料+1人料金×人数 例:サイト料4000円 1人500円×4人=6000円
Q:1回のキャンプ総額は?(道具代別・4人)
A:キャンプ場代 + 食事代(食材+飲み物+薪)+ 移動費(高速+燃料)
例:6000円+12000円+8000円÷4人=6500円/人
Q:お風呂は入る?
A:ほとんどの人が入りません。(夏は入る人が増えると思います)
Q:チェックイン後のキャンプ場の入退場は自由?
A:基本自由な所が多いですが、戻れる時間が夕方ぐらいまでが多いので夜の入退場は不可だと思って下さい。
他にも知りたいことがあればコメント頂ければ回答致します!
5.まとめ
キャンプスケジュールを見て意外と忙しい!って思った方も居るのではないでしょうか。
そう言った方はチェックインが11:00~のキャンプ場やアーリーチェックイン(別料金で早く入れる)を活用してみては如何ですか?
一緒に行く人やキャンプ場で毎回違うキャンプが楽しめると思いますので、まだ一度も行った事の無い方はぜひ挑戦してみて下さい!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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