キャンプギア・ブランド

使うほどに味が出る!ファイヤーサイド(FIRESIDE)のコッパーオークポットを2年使い倒した私が徹底解説!

コッパーオークポットレビュー キャンプギア・ブランド

銅製クッカーって憧れますよね!

でも値段が高いし、使い勝手が気になってなかなか手が出ない・・・。
って人も多いんじゃないでしょうか。
銅製品は熱伝導率が良く料理が美味しく出来るし見た目もカッコいいので、
いつかは購入したい!と思っているキャンパーさんのために
コッパーオークポットを2年使い倒した私が徹底解説して行きます!

コッパーオークポットを購入しようか迷っている人
・コッパーオークポットの使い勝手を知りたい人
・ダッチオーブンに不満があり他の鍋を探している人

・ダッチオーブンと購入を迷っている人

最初に皆さん気になるのが高額の鍋を買って自分のキャンプスタイルに合うのか?
使わずに倉庫に仕舞われないか?だと思います。
なので結論から言うとコッパーオークポットを購入しても後悔しないのは以下の人達です。

コッパーオークポットを買って後悔しない人

見た目が超気に入っている人
・大人4人以下、または小学生の子供が3人以下のファミキャンで使用予定の人
・早く美味しく料理を作りたい人

ダッチオーブンを買ったが重くて使い難く他の鍋が欲しいと思っている人

それでは詳細を解説して行きたいと思います

1.コッパーオークポットの外観・サイズ感・スタッキングについて

出典:https://www.firesidestove.com/products/accessories/oakpot.html

■外観

コッパーオークポット

全体の外観。2年間焚き火で使ったので真っ黒ですね・・

コッパーオークポットの内側

中は使っていると若干変色してきますが、使用上は問題ありません。

コッパーオークポットのハンドル取り付け部

ハンドル接続部。真上と水平方向でハンドルが止まる様に突起が設けられています。
これが便利で焚き火使う時はハンドルが横にあると熱くなってしまうので、真上にしておくと素手で持てます。

コッパーオークポットの蓋

蓋の取手がケヤキなのもGOOD!
熱くなり難いので料理の確認をするのに手袋をせずに出来ます。

■サイズ感

コッパーオークポットのサイズ

【外寸】直径196㎜ × H187㎜ ・ハンドル立てた状態 H275㎜ ・底径146㎜
【内寸】直径190㎜ × H138㎜
【重量】1400g(公式HPは1800gと記載)
【容量】3.8ℓ
【材質】本体外側:銅 ・内側:錫 ・ハンドル:ステンレス ・ハンドル接続部:真鍮 ・蓋取手:ケヤキ
【対応】薪ストーブ・ガス・焚き火  (IH不可)
【製造】日本製(ハンドメイド)

コッパーオークポットとホットサンドメーカー

チャムスのホットサンドメーカーとの比較。コップはスノーピークのマグカップ300ml。

コッパーオークポットで雑炊

前日夕食でしゃぶしゃぶして朝に雑炊作った所。大体3人分ぐらい作っても真ん中の段差まで行かないです。この縦長の形状と容量がホントに丁度良くて、ダッチオーブンの様に横に大きいと焚き火台に他のモノが置けなくなるし、「大きすぎない=作りすぎない」ので2~4人前の料理を作るのに最適だと思います。
容量の3.8ℓはダッチオーブンと比べると8インチ(2.6ℓ)と10インチ(4.8ℓ)の間になります。

■スタッキング例

コッパーオークポットのスタッキング

【スタッキング道具】
・ケトル(0.8ℓ)
・シェラカップ300ml 4つ
・マグカップ300ml
あとカトラリーやオピネルナイフなら入りそうです

長いトング等は入りませんが、上記の他にもソロバーナーや食器なども入りますね。

2.コッパーオークポットの使い勝手

コッパーオークポットと焚き火台

■良い所

・銅は熱伝導率が良く均一に熱が入るので料理が美味しく出来る

出典:https://www.firesidestove.com/products/accessories/oakpot.html

の熱伝導率は398W/(m・k)で他の鉄80W/(m・k)アルミの237W/(m・k)ステンレスの16W/(m・k)と比べると圧倒的に高い事が分かります。
そのため底面だけでなく鍋全体に一気に熱が回り素早く調理出来たり、中で対流が起き熱を均一に通すためムラなく食材を調理出来るため美味しく仕上がります。

・蓋が重く蒸気を逃がさないため美味しくお米が炊ける

コッパーオークポットで米を炊く
出典:https://www.firesidestove.com/products/accessories/oakpot.html

通常のクッカーと比べわざと蓋を重くしてあるため、蒸気を逃がさずお米を炊くことが出来ます。
鍋でお米を炊いた事のある人は蓋に重りを乗せるのが面倒と感じている人も多いと思うので便利なポイントの一つです。

・ダッチオーブンに比べ圧倒的に軽く扱い易い

コッパーオークポットが軽い

コッパーオークポットの1400gに対して、ダッチオーブンは8インチで3500~4000g、10インチで5000~6000gと2~4倍も重いです。
ここから具材の重さが加わるので女性では取り扱いが難しい重さになってしまいます。
更に蓋単体でも重く、取手が蓋と一体型なので熱くて持てないので革手袋や専用道具を使って蓋を取る煩わしさがあるため、そのままサッと蓋を取れるコッパーオークポットの使い易さが際立ちます

・ソロバーナーST-310が使える

コッパーオークポットとST310

ST-310メーカー推奨の鍋サイズ最大が直径190㎜なので4人以上の調理が出来る10インチ以上のダッチオーブンの使用は不可です。

コッパーオークポットの底面

コッパーオークポットの底面146㎜に対してST-310の五徳外形が130㎜なので安心して使えます。

■悪い所

・大人5人以上の料理には小さい

出典:https://www.firesidestove.com/products/accessories/oakpot.html

大人5人以上で使用する場合は他にもメニューを準備した方が賢明でしょう
容量3.8ℓ(満水時)ですが使用可能なのは3.0~3.2ℓ。シェラカップ300mlが約10杯分なので全員成人男性の場合容量不足と言えます。
素直に鍋を変更するか調理を増やしましょう。

・新品同様の外観で維持するのは不可能

コッパーオークポットの蓋汚れ

この蓋は鍋を最初に洗って他の物を洗い終わった時にはこれぐらいの水滴の跡がもう付いてます
水滴の跡を付けたくない場合、洗って直ぐに拭けば防げますがキャンプでは現実的ではありません。
綺麗に保ちたい人はキャンプから帰ってきたら、市販の銅製品専用磨き剤でメンテナンスして下さい。

しかし銅製品は革製品と同様にエイジングを楽しむモノだと思いますので、自分だけのコッパーオークポットに育て上げてはいかかでしょうか。

・値段が高い

出典:https://www.firesidestove.com/products/accessories/oakpot.html

各メーカー公式HP価格 (2022/05/23時点)

名称メーカーサイズ値段
コッパーオークポットファイヤーサイド196×187 3.8ℓ34,100円
UFダッチオーブン10インチユニフレーム260×110 5.0ℓ12,500円
ステンレスダッチオーブン10インチSOTO280×160 4.8ℓ22,800円

代表的なダッチオーブンと比べてもかなりお高め。なので最初に買うのはおすすめしません!
鹿番長やバンドックの比較的安価なダッチオーブンを使用してなんか違うな・・って思ったら検討候補に入れるぐらいで丁度良いと思います!

・IHでは使えない

残念ながらIHクッキングヒーターでは使用不可です。

3.コッパーオークポットの手入れ・注意事項

コッパーオークポットは外装の銅も内装の錫も非常に柔らかい素材になるため、金属たわしの使用は厳禁です。そのため焚き火でしようすると真っ黒になり落とすのが非常に大変なので綺麗に維持したい人は焚き火では使わない様にしましょう。

また外装の銅は指で触るだけで跡が付き、何もしなくても酸化してしまうので綺麗に保管するのが難しいです。どうしても気になる場合は外側表面のみ市販の銅製品専用磨き剤で一定方向に磨いて下さい。

4.ハマると使い易いコッパーオークポット!

色々解説して来ましたが私は非常に使い易くソロキャンでもファミキャンでも必ず持って行きます
キャンプ道具って結局これがあったら何でも出来るって物に落ち着くんですよね!
今回紹介したコッパーオークポットは確かに価格は高いですが、所有欲を満たす道具であり使い易さも兼ね備えた逸品だと断言出来ます。
普通のダッチオーブンに飽きた貴方!ちょっと頑張ってコッパーオークポットに乗り換えてみませんか!?

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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